サイトをリニューアルしました。あなたのご意見をお聞かせ下さい。




保険料について
今回は保険についてです。
(保険の詳細については生命保険をご覧ください。)

今回は保険料とキャッシュフロー表についてです。
それぞれの保険がどのようにキャッシュフロー表に反映されるか見て行きましょう。

養老保険
なんとなく、居酒屋のような名前の保険ですね。これはとってもおもしろい保険で、保険と貯金が合体したような商品なんです。
どうして保険と貯金が合体しているのかというと、例えば10年間の養老保険に入るとします(20年でも、30年でもOK)。保険金額を100万円とすると、例えば保険に入って1年目に死亡なんていうときには、保険ですから100万円の保険金がもらえます。ここは普通の保険と同じです。違うのは、10年たって保険が終わるとき、なんと満期金として100万円がもらえるのです。つまり、死亡しても、生きていても保険金が受け取れる!というとってもおもしろい保険です。

保険料を掛け捨てにしたくないという人や、10年後の「なにか」のために貯金代わりにもなるということです。さて、これをキャッシュフロー表に入れるときは、注意点が2つあります。
1つ目は、満期になるときに「収入」としてその受け取る金額をいれます。(図1)
今回のような場合は、100万円と記入します。

そして2つ目は保険料です。毎月この養老保険に払っていた保険料がなくなりますから、その分保険料を下げることになります。
毎月10,000円払っていたとしたら、12回分なので120,000円を減らして保険料を記入します。

図1
キャッシュフロー表 - 保険の費用

定期保険
定期保険は、いわゆる掛け捨てと言われるように、60歳までの定期保険とすると、60歳で保険料の払い込みもなくなり、保障も終わるという保険です。養老保険のように満期金があるわけではないのですが、そのぶん、保険料が安く、金額の大きな保険に入ることができます。子どもが小さく、保障が大きく欲しいというときには定期保険が威力を発揮します。

さて、キャッシュフロー表には、年間の保険料を入れますが、この定期保険で注意をするのは、更新型全期型かということです。
更新型は例えば10年更新型だったら10年後に保険料が再計算されて、保険料が大きく上がります。30歳で加入をし、60歳までの定期保険で10年で更新型の場合、40歳、50歳の2回保険料が上がります。年齢が上がるので保険料もかなり多くなるのが注意です。(図2)
全期型の場合は保険料はずっと変わりません。このときには同じ数字をずっと入力すればよいということになります。
余談ですが、もし同じ保障内容(例えば死亡したときに1000万円もらえる保険)であれば、「更新型」より、「全期型」の方がトータルの保険料は安くなることが多いです。

図2
キャッシュフロー表 - 保険の費用




終身保険・医療保険
終身保険は名前のとおり、一生涯の保障が受けられる保険です。保険料は60歳までとか、70歳までなど、払い込みの期間が決まっているものもあったり、ずっと払い続けるものとあります。まずは払い込みの終わる時期を確認してみましょう。60歳で払い込みが終わるのであれば、その後は保険料がかからなくなるので、キャッシュフロー表の保険料からその金額を減らします。
終身保険には、死亡保険医療保険があります。どちらに加入をしているかも確認してください。

保険料は自動車保険火災保険なども含まれます。ちょっと細かくて計算するのが大変かもしれませんが、ここでどれぐらい保険料にお金がかかっているのか確認をするにはチャンスかもしれません。保険は住宅の次に高い買い物だというのが実感できると思います。必要でない保険にまで入っているようであれば、これをきっかけに見直しをすると、保険料がずいぶん抑えられるかもしれませんね。

保険料は上昇率は関係ないので、キャッシュフロー表に載せるときには、加入をしているすべての保険料を足したもの(1年間)を記入します。

保険料についての例題を見てみましょう。
例えば毎月定期保険に5000円、医療保険に4000円、養老保険に8000円、自動車保険に3000円という保険に加入をしていたら、毎月の保険料は20000円なので、1年間では24万円というようになります(図3)

キャッシュフロー表 - 保険の費用






この記事を書いた専門家
なかじまともみ
中島FP事務所「家計と育児の相談室」
なかじまともみ
CFP
1級FP技能士
保育士
幼稚園教諭

得意分野
・ライフプラン全般、FPの試験対策