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Q.給料をもらうようになってから、月々天引きされる税金や社会保険料の高さに驚き、その使い道が気になってきました。僕が払った税金っていったい何に使われているんでしょうか?


お給料をもらうと、ついつい手取り額だけに注目しがちですね。でも、ある時ふと天引きされている税金の額をみるとその多さに驚くはず。また、ものを買えば消費税がかかりますし、タバコやお酒を買うときにも一緒に税金を支払っているのです。「何でこんなに払わなきゃいけねぇんだ!」と、怒りを覚える人もいるかもしれません。
とはいえ、納税は国民の義務。せっかく納めた税金ですから、とうぜん無駄使いされたくはありません。そのためにも、あなたの納めた税金が何に使われているのかということに、関心を持っておきましょう。

日本の税金の使い道

税金には日本国に納める国税と、住んでいる地域の自治体等に納める地方税があります。地方税の使い道については住んでいる地域により違ってくるので、今回は国税について見ていきましょう。

税金の使い道、トップ3は?
平成20年度予算の国の収入(歳入)は、約83兆円。そのうち64.5%にあたる約53兆5千億円が税金収入で、残りの35%にあたる約29兆円はなんと主に借金(国債)でまかなわれています。
支出額(歳出)も収入と同額の約83兆円ですが、ではその中で一番多く使われているのは何の費用だと思いますか?

答えは、医療や年金、福祉、介護、生活保護などの公的サービスに使われる社会保障関係費の26.2%(21兆7千8百億円)です。
ついで大きいのが借金の元利返済分である国債費の24.3%(20兆1千6百億円)。支出全体の約4分の1が借金の返済分とは、いかに日本の借金が大きいのかわかりますね~。
第3位は地方交付税交付金等の18.8%(15兆6千1百億円)。これは簡単に言うと、地域によって地方税の収入額に差があるので、その財政力の差を補填するため、地方自治体に交付されるお金のことです。
以上の「社会保障関係費」「国債費」「地方交付税交付金」のトップ3だけで、支出の約70%を占めています。

残りの約3割の使い道は?
では、残りの約30%(約26兆円)はどのように配分されているのでしょうか?
順に並べてみると
4位 公共事業関係費8.1%(21兆7千8百億円)
道路や、港湾施設、下水道、河川の堤防などいわゆる社会的インフラとなる施設の整備費
5位 文教及び科学振興費6.4%(5兆3千1百億円)
学校教育や科学技術発展のために使われる費用
6位 防衛関係費5.8%(4兆7千7百億円)
国の防衛に関する費用、いわば日本の軍事費(?)
7位 恩給関係費1.0% (8千5百億円)
恩給の支払いにあてられる費用
8位 経済協力費0.8%(6千6百億円)
開発途上国へのいろいろな支援、いわゆる「政府開発援助(ODA)」の費用
その他18.8%(7兆1千5百億円)となっています。

日本の税金の使い道




納める税金が10万円なら?
この割合を、わかりやすいように身近な金額で考えてみましょう。例えばあなたが、10万円の税金を納めたとしたら、それぞれの項目にいくらずつ分けられるのか? 単純に計算すれば以下のようになります。
社会保障のために26200円、国の借金の返済に24300円、公共事業に8100円
教育や科学のために6400円、自衛隊に5800円、恩給の支払いに1000円、海外の開発途上国のために800円、その他に18800円。

もちろん、予算は毎年変わりますから、税金の使い道の割合も毎年変化していきます。
これから国の借金はどうなっていくのか? 福祉は? 防衛費は? 税金を納めている以上、その使い方に無関心でいるわけにはいきません。これからもぜひ、チェックしていってくださいね。

<参考・平成20年度予算内訳 国税庁ホームページより>
国の収入
国の収入 - 日本の税金の使い道

国の支出
国の支出 - 日本の税金の使い道






この記事を書いた専門家
金子祐子 - 日本の税金の使い道
オフィスBLISS
金子祐子
シングルライフサポーター
ファイナンシャルプランナー
マネーコーチ
一級ファイナンシャルプランニング技能士

得意分野
シングルや非婚カップルの相談を得意としています。

受け付けている相談内容
資産運用、ライフプラン設計、保険見直しなど

著書